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2019年11月

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第二十一章 申込手続き

月が明け、とうとう申込開始日となった。登録期間には十数件の登録が入ったようだが、幸い3階の希望の部屋について、誰もいなかった。  申込については登録と何が違うのかよく理解していなかった。少し細かい用紙が渡されて、これに記入が終わると、他の人に優先し、住宅購入の権利があるという。  前回と違うのは部屋が一つしか書けないこと、そして契約の手続きの詳細を決めていくという事の2点だった。  契約に関してはどのような事を決めるのか。 ①契約日時 ②手付金の振り込み額、振り込み期限 ③契約予定者 頭金(残金部分の予定)の額 ④引き渡しまでの流れについて ⑤ローンの内容(事前審査後〜最後まで)の説明 おおよそこの […]

第二十章 日本の少子化カウントダウン

令和元年11月26日 ニュースでこんな情報が流れていた。 出生率90万人を割る。 これは日本が終わり始めましたと言っているのと同じことで、 重大であるが、誰も声を上げていない。無頓着極まりない。  誰に影響があるのかといえば、超高齢者以外全員だろう。 40代を超えると、なかなかもう一人産んでとはいかない。30代以下が 意識を変えないと、日本の好況はまず来ない。そして人口が減り、労働力が 減ると、貧乏な国家になる。周辺国はスキあらば放っておかないだろう。 侵略されてもおかしくない。超高齢化社会がこのまま進んでいけば、回復には 倍以上の時間がかかる。30代と20代が危機感を持ち、政治に、コミュニティ に […]

第十九章 The sun also rise .

だめかと思ったが、命びろいした気分だ。ローンの審査中に思いがけない物言いが入った隆であったが、更に家を購入する意思は高まった。 結局審査は大丈夫だった。多分携帯の遅れが3回か4回ほどあって、少し印象が悪かったようだ。あの頃は仕事と結婚式の前で準備が忙しくて、支払いなど行っている場合ではなかった。言い訳にもならないが。 営業マン「通りさえすれば何も問題ありません。」 分かりやすい担当者で良かった。  ただ、住宅ローンの審査の時に、過去の小さな過ちのために審査が通らない事はよくある。後悔先に立たずという。今までの生き方が問われる。ーA  隆「審査通ったって。明日土曜だから申込みだって。すぐ終わるから10 […]

第十八章 恐怖のローン審査結果発表

火曜日、昼12時 隆の携帯が鳴った。マンションギャラリーからだった。 「お仕事中すみません。ちょっと込み入った話なのですが、難しそうであればまた掛け直しします。銀行の審査から連絡がありまして、ここ数年の間に、何かお借り入れとかされていたりとか心当たりはありませんか?」 「??」心当たりがない。 「特に審査に影響はないだろうと思われますが、何かがちょっと出ているみたいなので確認なんです。」 「本当に嘘じゃなく、心当たりがないんですが」とても不安になる。 「分かりました。ありがとうございます。また何かありましたらご連絡させていただくかも知れません。よろしくお願いします。」 その晩、隆は知子にこんな電話が […]

第十七章 登録とは

 何度目の来場だろう。やっと買おうと思ったが、まだ販売していないということと、他にも検討者がいて、早い者順ではないということで拍子抜けした。気を取り直してまた土曜日に登録をまった二人であった。  道中、話しながら歩く。 「さて、何倍でしょうか。」少々自暴自棄な感じ。 「3倍。当たらなかったら何か買ってね。」過度に期待しない方が傷つかない。 「逆にさ、1倍だったらどうしよう。買えちゃうじゃん。」 「もうどっちでもいい」  すぐに会場についた。10時の予約で10時に4組くらい座っている。100人とか居なくて良かったと思った。  説明を聞き、登録の方は登録用紙を渡された。  登録用紙には、購入を希望の部屋 […]

第一六章 資金計算とは

資金計算というものは勿論二人にとって初めてである。  昔は電卓と紙だったが、今ではパソコンに基礎データを入力すれば月々の支払いは勿論、住宅ローン控除や税金も、諸費用まで一枚にまとめられて出てくる便利なものが出ている。  ご年収はそれぞれおいくらでしたっけと言いながら、アンケートに目を通す。「年収はこちらに書かれている金額ぴったりですか?何十万円のところまで教えて頂けないでしょうか。」  「はい、年収は710万80円と、妻は420万3453円です。」 FP相談をしていたので、源泉徴収票がすぐ出せた。 「ありがとうございます。次に、お二人の貯金、家に使える総額はおいくらですか?」 目を合わせた二人だった […]

第十五章 申込出来ないかも

土曜日。三週連続で来ると、段々慣れてくる。営業の他の人からも名前を覚えられたようだ。前回は4時間弱いたことがあったので、長居客とか言われているかもしれない。 「いらっしゃいませ」 「今日もFP相談の2回目ということで、早速始ましょうか。」 「おはようございます。今日はいろいろと用意ができましたので、良いお話ができると思います。」 ライフプランを作ってくれていた。 「ご主人様が定年まで働かれて、奥様は途中、育児休暇などで断続的になる場合を想定して考えました。ご主人様の年収の上昇分を0円としています。奥様も育休後はパートで100万円と仮定しております。それ以上働けば、それだけ余剰金が出てきますので、あま […]

第十四章 妻の友人の貴重なアドバイスを受けて

 知子は今日は一日予定がなかったので、前から会おうと約束していた友人と会うことにした。  銀座:昼12時  銀座4丁目の交差点で待ち合わせした。周りを見てると楽しい。さすが銀座だなと思った。今日は落ち着いて座れる店に狙いをつけ、並ぶ覚悟で向かった。 知子「ごめんね。急に呼び出して。ちょっといろいろ悩みがあって。」 友人「なになに?」 「あなた去年家買ったでしょう?その時どうやって決めたの?」 「あまりよく考えないで、一つ見に行って、親に相談したら”さっさと買えば”みたいな感じ。他にいいのなかったし、面倒だからここでいいやと。」 「ご両親はやっぱり早く家は買ったほうがいいって感じだった?」 「そうだね […]

第十三章 決断の瞬間

ファイナンシャルプランニングを終え、駅前でお昼を食べ終わった二人。  カフェに入り、席につき、静止している二人の夫婦。店の大きな窓ガラスを挟み、外は騒ぎながら駅へ急ぐ子連れの家族の姿。駅前の空は様々な人々の思いが虹色に交差している。  隆夫妻は、これまで家を買うかどうか情報だけ収集したいつもりであったが、今もう既に答えは出ている。「買う」と。来週どのような提案をもらっても答えは同じであろう。この1週間のうちに考えなくてはいけないことがたくさん見つかった。正直にいうと時間が欲しいが、のんびり考える時間がないことも分かっている。  「どうする?」知子がいう。  「何が?」  「今決断できれば将来1000 […]

なぜマンションの価格は上がり続けているのか?

マンション価格の上昇局面について、今後の予測を話します。今買おうとしているが、損するのではないかと躊躇している人へのメッセージになれば光栄です。 首都圏のマンション価格は止まることを知らず、今年もまた上がっていることを実感している。東京では誰が買うの?というくらい高額なものばかりだ。 一般的に、不動産の価値はそう簡単に比較はできない。大きな道を挟んで近いマンションといえども価値は同じではない。向きも部屋の大きさも違うものをどうやって比較しているのだろうか。  マンションの場合、床の面積で測る。床一坪につきいくらといった「坪単価」という言葉を聞いたことはあるだろうか。例えば20坪(おおよそ3LDKの大 […]