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第十七章 登録とは

第十七章 登録とは

 何度目の来場だろう。やっと買おうと思ったが、まだ販売していないということと、他にも検討者がいて、早い者順ではないということで拍子抜けした。気を取り直してまた土曜日に登録をまった二人であった。

 道中、話しながら歩く。

「さて、何倍でしょうか。」少々自暴自棄な感じ。

「3倍。当たらなかったら何か買ってね。」過度に期待しない方が傷つかない。

「逆にさ、1倍だったらどうしよう。買えちゃうじゃん。」

「もうどっちでもいい」

 すぐに会場についた。10時の予約で10時に4組くらい座っている。100人とか居なくて良かったと思った。

 説明を聞き、登録の方は登録用紙を渡された。

 登録用紙には、購入を希望の部屋の希望を第一から第三希望まで書く。名前、住所、連絡先、押印箇所がある。家族の人数、年齢も書くところがある。

注釈には

・登録が第一順位で重なった場合は、抽選となる。

・第一志望が叶わなかった場合は、第二志望にて登録となる。

・駐車場の抽選は第一期契約後に行う。

と書いてある。登録時の心境としては、買うという強い意志は必要だろう。やっぱりやめるかもというなら書くことは控えるべきだ。抽選で外れた他の方にも影響がある。

二人が選んだのは、中部屋の3階だった。最後の最後でお金をとった。 

眺望はいつか飽きる。部屋の大きさと、お金については後々まで影響する。眺めにお金をかけるほど余裕はない。そして、災害の際低い階の方が外に逃げやすいことはメリットだし、外を眺めるほど暇ではないという考えが決定的だった。確かに子育てなどしていたら、外を見てる余裕はないだろう。

その3階の部屋。よく現地を見ると、電柱と電線が部屋から見える部屋だった。外を見る余裕はないという夫婦なので関係ない話だが・・・ーA

幸い、いい部屋なのに倍率は1倍だった。4階と5階は抽選機の出番だったようだ。3倍の部屋があったらしい。人気のマンションを選んだという自負心が芽生えてきた。

「これでお部屋の方はもう安心です。ローンの方は審査が長引いていますが、こちらの物件でほぼみなさん事前審査を行って居るため、少し混み合っているようです。月曜か、火曜には順次ご報告できると思います。本日はありがとうございました。また次回のお打ち合わせにつきましては、ローンの結果とともにご相談させて頂きますので、よろしくお願いします。」

登録が終わり、各部屋1組づつが決定すると同時に、申込扱いとなる。

申込と事前審査の承認の2つのヤマをクリアして、正式な購入申込の受付になるという。申込後は、手付金の払込と重要事項の説明、契約の順で行われ、それが終わってようやく一息つける。

次回はローン審査の結果の連絡について。続く

ーAについて: 

やはり、現地はよく見るに越したことはない。ただ、地上の高さから見上げても上層階の様子は想像でき難いもの。そのため、営業の方では各階の写真を撮っている場合がある。それを見せてもらうように請求するのも手。持っていなければ仕方ないが、そのような意見がほかにも多ければ、向こうも売るため、新たに撮影をしてもらえるかもしれない。現実にあった話だ。