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第三十八章 工事進捗

第三十八章 工事進捗

隆と知子は、コロナウイルスの影響で、外出を自粛していた。

ただ、中国からトイレの部材が届かないなど会社で聞いていて、こちらの工事の完了時期に変更が起きないかどうか不安でいた。

 営業に聞くと、今のところ遅れていないとのこと。今後遅れたらどうするのか、遅れるということはいつまでに教えてくれるのか(アパートの更新しない旨の通知を1ヶ月以上前にしないといけないから)、色々聞いたが、遅れてはいないので、遅れが分かった時点ですぐお伝えするとのこと。「確かにそれしか言えないよね。」と知子。遅れていないから、遅れたらどうかという質問自体が愚かだった。

 ただ、今では中国の工場が再開しつつあり、安定して供給が行われ始めているらしい。工事現場でコロナが発生したりしなければ大きな遅れはなさそうだという。

 とにかく遅れないのが一番良いが、大家さんと延長のやりとりや引越し会社のドタキャンなどは避けたい。コロナで遅れた場合はどうなるのだろう。ーA

 契約書ファイルの中の重要事項説明書を読んでみたが、コロナは契約当時なかったので、はっきりとは記載されておらず。天災地変の場合に、引き渡しを遅らせるか、大損害の場合は手付を返して解除するという内容が書かれている。それかなと思う。

 今年の引越しが冬にあるが、その前の説明会や、内覧会など人が密集する事が想定されるイベントなどが、どのように配慮してくれるか、デベロッパーの腕の見せ所かなと思われる。できれば時間短縮と、1組づつ時間をずらしてやってもらえるとありがたい。妻に話すと、「でもそれをしていると、それが原因で遅れちゃうかな。」それもそうだ。

本当はインテリアや照明器具など、もっとみに行きたいが、仕方なく家にいる。早く解除になり、オンラインなど駆使して新居の準備をしていかないといけない。生涯、忘れられない引越しとなるだろう。

続く

解説

 -Aコロナの場合は、工事の会社に落ち度や過失は無いので、損害賠償ということはまず無いと考える。遅延したことを会社のコンプライアンスから何か補償があるところもあるかもしれないが、多くの会社では「通知して引き渡しを遅らせることができる。」と重要事項説明書に記載するであろう。